【しいたけ栽培キットの再発生手順】3回目、4回目の発生に挑戦しよう!

【しいたけ栽培キットの再発生手順】3回目、4回目の発生に挑戦しよう!

市販されている『しいたけ栽培キット』は、メーカー側で数カ月の培養を行い、しいたけの芽が出てくる直前で発送されます。

そのため、1回目の栽培はまず失敗することがありません。

たっぷりしいたけが採れてめちゃくちゃ楽しいです!

また、収穫後もまだまだ菌床(きのこの畑みたいなもの)が元気なので、2回目の栽培も比較的失敗しにくくなっています。

問題は、菌床がだんだん弱ってくる3回目発生以降です。

もし、なかなかしいたけが生えて来ないようでしたら、浸水などの『再発生操作』を行った方が良いでしょう。

ということで今回は、しいたけ栽培キットの再発生操作の方法を紹介いたします。

 

▼関連動画▼

 

目次

しいたけ栽培キットの再発生メンテナンス手順

しいたけを収穫した後、次の芽がなかなか生えて来ないようだったら、次の手順でメンテナンスしてください。

 

再発生メンテナンスにつかう道具

  • 収穫後の菌床
  • バケツ
  • 重し
  • ドライバーや割りばし等
  • タオル
  • ビニール袋

 

再発生メンテナンスの手順

 ※メンテナンスは、しいたけを採り終わって1週間以上経ってから行いましょう。

  1. 菌床の側面に、ドライバーや割りばしなどで深さ3cm位の穴を開けます。
    適度な間隔を開けて8カ所穴をあけて下さい。

    しいたけ栽培キットの再発生メンテナンス

  2. バケツに菌床を入れて水を入れていきます。
    菌床はほとんどオガクズで出来ているので、水に浮きます。
    重しを置いて菌床が完全に浸­るようにしてください。

    しいたけ栽培キットの再発生メンテナンス

  3. 浸水した状態で一晩、だいたい12時間くらい置きます。
  4. 菌床をバケツから取り出し軽くタオルで拭きます。

  5. 1回目発生と同様、ビニール袋にくるんで保湿しながら栽培してください。

 

上記の手順を繰り返すことで、数回しいたけを収穫する事ができます。

置き場所や環境などにより、すぐに次のしいたけの芽が出てこないこともありますが、その場合でも3週間ぐらい過ぎたら再び穴を開けて浸水してください。

あまり長期間菌床を乾燥させるとしいたけの菌糸が死滅してしまうことがあるので、3週間くらいの周期で浸水を繰り返しましょう。

 

▼メンテナンス後の3回目発生▼

 

しいたけ栽培キットは回数を重ねるごとに芽数が減っていく 

しいたけ栽培キットは、1回目発生 > 2回目発生 > 3回目発生と回数を重ねるごとに芽数が減っていく傾向にあります。

これはおそらく、菌床に残っている栄養がどんどん少なくなっていくためでしょう。

一方で、芽数が少ない方が1つ1つのしいたけに栄養が行き渡りやすいので、回を重ねた方が大きいしいたけが育ちやすくなります。

再発生メンテナンスを施した後の3回目発生では、1枚で50g越えのしいたけが採れました!

【しいたけ栽培キットの再発生手順】3回目、4回目の発生に挑戦しよう!

 

バターソテーにしていただきました。

しいたけのバターソテー

シコシコした歯ごたえで、とても美味しかったです!

 

まとめ

  • しいたけ栽培キットは1~2回目発生は比較的失敗しにくい
  • 3回目以降、なかなか芽が生えてこない時は菌床をメンテナンスをしてあげた方が良い
  • 回数を重ねるごとに芽数は減り、1個あたりが大きく育ちやすい
  • 採れたてのしいたけはシコシコプリプリでとても美味しい
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この記事を書いた人

露木 啓(つゆきのこ)のアバター 露木 啓(つゆきのこ) 関東きのこの会 代表

『“キノコ”といったら露木までっ!』
元きのこ問屋の営業マン。
生産者さんからきのこを仕入れ、主に関東のレストランや生協さん、自然食品さんに卸す仕事をしていました。
また『きのこのじかん』という情報発信サイトできのこ記事も書いていました。
今は職業きのこから離れ、趣味としてきのこと付き合っています。
主に土日に散策してきのこを撮ったり。
また、きのこの歌を作詞作曲し歌っています。

・ベーシックきのこマイスター
・ヨコハマきのこ大祭実行委員

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