ころんとまん丸で可愛い形のマッシュルームが、自宅の室内で栽培できるって知ってました?
家庭用に栽培しやすくしたマッシュルーム栽培キットが販売されているためです。
ただし、栽培難易度はおそらく高め。
というのも、露木は過去に2回ほどマッシュルーム栽培に取り組んでいるのですが、いずれも失敗しているんです。
3度目の正直を目指し、先日気合を入れてマッシュルーム栽培キット『キノコップ』の購入ボタンをポチりました。
果たして今度はうまく育つのでしょうか?!
という事で今回は、キノコップの商品概要や栽培の様子などを紹介いたします。
マッシュルーム栽培キット『キノコップ』はネット通販で購入可能
マッシュルーム栽培キットは楽天市場やAmazonなどのネット通販で購入できます。
露木がチェックした時は、3種類の商品ラインナップがありました。
ホワイトマッシュルーム単品、ブラウンマッシュルーム単品、そして両方入りのセットです。
商品名 | 販売価格 |
---|---|
キノコップ ブラウンマッシュルーム 栽培キット |
920円 (楽天市場) |
キノコップ ホワイトマッシュルーム 栽培キット |
1,072円 (楽天市場) |
キノコップ ホワイトとブラウンの 2種セット |
1,794円 (楽天市場) |
※いずれも税込、送料別途
販売期間は栽培温度の関係で秋冬に限定されている模様で、10月頭から販売開始されていました。
なぜか、ホワイトの方が少し価格が高いのが謎です。
たぶん培地原料は同じだと思うので、種菌の価格に差があるのかもしれません。
今回は両方育てて見たかったので2種セットを購入しました。
しいたけやヒラタケの栽培キットに比べるとマッシュルーム栽培は難しい?
実は数年前にもキノコップの栽培に挑戦したことがあるのですが、その時はマッシュルームが生えてこず失敗しています。
また、別のメーカーのマッシュルーム栽培キットも試したことがあるのですが、そちらも上手く栽培することができませんでした。
露木の肌感覚ですが、どうもしいたけやひらたけ等のキノコ栽培キットに比べると、マッシュルームの栽培は難しいのではないかと感じています。
はじめてキノコ栽培に取り組む方は、比較的簡単な『もりのきのこ農園』シリーズから試してみた方が良いかもしれません。
マッシュルームの栽培方法
楽天市場で購入してから3日後、自宅にキノコップがやってきました。
キノコの栽培キットは生き物ですので、届いたらすぐ開封してセットするのが基本!
早速やっていきましょう。
キノコップのセット内容
ホワイトマッシュルームとブラウンマッシュルームそれぞれの箱に、下記のセットが入っていました。
- ポリスチレン製600mlカップ
- フタ
- マッシュルームの培地
- 赤玉土
- プラスチックスプーン
- 説明書
キノコップのセット方法
- カップの中に25mlの水を入れる
- 赤玉土の袋の中にカップの水を全部入れジッパーを閉じ、赤玉土全体に水を含ませる
- 培地を袋のまま良くもんでほぐす。崩し終えたら開封しカップに移す
- 付属のスプーンを使って8~9cmの高さになるように培地を軽く押し込む
- 水を含ませた赤玉土をカップに移し、スプーンで平らにする
- フタの中央に穴を開けてカップに乗せる
以上で栽培準備は完了です。
キノコップの日々の管理
キノコップは、23℃前後で直射日光が当たらない場所で栽培します。
主な世話は水やりです。
表面の赤玉土が乾かないように、1日1~2回程度霧吹きで水をあげます。
環境にもよるようですが、上手く育てば10日くらいで赤玉土の表面まで白い菌糸が成長するそう。
そこまで育ったら、次は8~17℃くらいの環境に移動して管理します。
順調にいったら移動してから10~14日くらいでマッシュルームの芽が出来て、さらに30~40日程度で収穫出来るそうです。
マッシュルームの栽培時期
マッシュルームが育つ気温の関係上、栽培時期は10月頃~2月頃までが良いようです。
それに合わせて販売時期も限定されています。
マッシュルームの栽培温度
マッシュルームの菌糸の成長を促すため、セット直後は23℃前後の場所で栽培管理します。
そして、赤玉土の表面まで菌糸が育ってきたら、次はキノコの発生を促すため8~17℃の場所に移動します。
この温度差が刺激になり、マッシュルームが生えてくるようです。
ブラウンマッシュルームが先に生えてきた!
ホワイトマッシュルームとブラウンマッシュルームの2種類のキノコップは、同じ日にセットして、同じ環境で栽培をスタートしました。
『このカップからマッシュルームがぽこぽこ生えてきたら可愛いだろうな』と妄想が膨らみます。
セットしてから2週間後、ブラウンマッシュルーム側の赤玉土の表面に白いものが見えるようになってきました。
おそらく、これがマッシュルームの芽でしょう。
さらに数日後、頭の方が淡く茶色に色づいてきたのでブラウンマッシュルームだと確信。
今回は何とか上手く栽培できそうな気がします!
ブラウンマッシュルームの成長動画
せっかくなので、ブラウンマッシュルームが成長していく様子をタイムラプスで撮影してみました。
約5日間分が10秒になっています。
芽は最初2本あったのですが、片方は途中で成長が止まってしまい結局収穫できたのは1本だけでした。
それでも、はじめてマッシュルーム栽培キットで収穫まで行けたので嬉しかったです!
大きく育ったブラウンマッシュルームはソテーで頂きました。
味が濃厚でめちゃくちゃ美味しかったです。
緊急事態!ホワイトマッシュルームにカビ発生
一方、ホワイトマッシュルーム側はトラブルが頻発しました。
というのもセットしてから1週間程度経ったころ、ふと赤玉土の表面に緑色のものが見えることに気づいてしまったんです。
これは、明らかにホワイトマッシュルームの菌糸じゃないよな・・・
販売店に確認したところ、おそらく『青カビ』だろうとのことでした。
対処法を教えてもらい、かびた部分をきれいなスプーンで除去して栽培を継続します。
ところが、数日後にまたカビが発生してしまったんです。
しかも、そのことに驚いてキノコップを床に落としてしまい、菌床が半分くらいに減ってしまいました。
・・・もう、ホワイトマッシュルームはダメかもしれない。
かくしてマグカップマッシュルーム爆誕!
最後の悪あがきで、一回り小ぶりな容器に移し替えて栽培を継続することにしました。
選んだのは口元の欠けたマグカップ。
カビに侵食されずに残った菌床をマグカップに移します。
尚、赤玉土もほとんど無くなってしまったので、家にあった園芸資材のハイドロボール(材質:発泡煉石)を上に乗せました。
赤玉土の用途は、保水して培地の乾燥を防ぎ、またフタのような役割で菌糸を守るためだと思うので、ハイドロボールで代用できるだろうという考えたからです。
ダメ元とも言います。
かくして・・・マグカップに移してから3週間後、ホワイトマッシュルームの芽が生えてきました!
いよっしゃー!
更に数日後がこちら。マグカップから生えるホワイトマッシュルーム、本当に可愛い!
保湿のために被せているプラスチックのフタに当たった部分が茶色く変色してしまいましたが、もうこんな小さなことは気にしません。
なんていったって、ちゃんと生えてきてくれたことが本望ですから。
2本とも無事収穫出来ました!
マッシュルーム栽培キットは2回目の収穫もできる
マッシュルーム栽培キットは1回生えたら終わりでは無く、引き続き2回目の発生に挑戦できます。
環境にもよりますが、1回目の収穫後10日くらいで2回目の収穫ができることもあるそうです。
実際、ブラウンの方は1回目の収穫から2週間くらいで2回目の収穫が出来ました!
今はホワイトの2回目とブラウンの3回目に挑戦中。
結構長く楽しめそうです。
なぜマッシュルーム栽培キットは難しいのか
今回の栽培で、なぜマッシュルーム栽培キットが毎回うまくいかないのか分かった気がします。
それは、露木がちゃんと説明書通りに温度管理をしないためです!
キノコップの説明書には『最初は23℃前後で栽培し、菌糸が発生してきたら次は8~17℃くらいの環境に移す』と明確に書いてあるのに、全然この通りにしていませんでした。
そりゃあ、上手くいかないわけですよね。
しいたけ栽培キットやひらたけ栽培キットは、セットして水やりを忘れなければ後は勝手に育つ印象があったため、ついつい同じ感覚でやってしまったのがいけなかったです。
『説明書に記載されている事には意味がある』ということを肝に銘じたいと思います。
これからマッシュルーム栽培キットに挑戦される方は、ぜひ温度にご注意ください。
まとめ
- マッシュルーム栽培キット『キノコップ』は10月~2月限定で通販で購入できる
- 栽培難易度は高め。特に温度管理に気を付ける
- 自分で収穫したマッシュルームは、味が濃厚で美味しかった!
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