こんにちは。きのこのかわいさ知らしめたい!ちょこすき~☆です。
ちょっと気晴らしに散歩でもしようかな?そんなあなたにきのこ観察をおすすめします。
今日はオシャレなデザインのハナオチバタケとハリガネオチバタケに会いに行きましょう。
ハナオチバタケ・ハリガネオチバタケってどんなきのこ?
ハナオチバタケ・ハリガネオチバタケはとてもよく似たきのこです。
ハナオチバタケ・ハリガネオチバタケに共通する特徴は以下の通り
- 傘は3cm未満
- 針金のような細く強靭な柄
- 傘に放射状の溝がある
- 傘が紙のように薄い
ハナオチバタケとハリガネオチバタケの違いって?
とてもよく似た2種ですが、どうやって見分けたらいいのでしょうか?
確実ではないものの、次の特徴に違いが見られます。
- 傘の色
- ヒダの数
- 大きさ
ハナオチバタケは褐色型(くすんだオレンジ色)と紅色型(深いピンク色)がありますが、ハリガネオチバタケは褐色型しかありません。紅色型ならハナオチバタケ確定です。
ハナオチバタケは16~19枚、ハリガネオチバタケは13~15枚と言われています。
私は数えるのが面倒くさいので曖昧にしがちです!写真を撮って後で数えてもいいと思います。
ハナオチバタケは0.8~1.5cm、ハリガネオチバタケは1~3cmと図鑑には記載されています。
しかし、どちらのきのこでも傘が5mm位の大きさの子もたくさんいます。大きさで判断するのはあくまで目安でしかありません。
ただ、2cm以上で明らかに大きいと感じる場合はハリガネオチバタケだと思います。数えてみるとヒダの数が少ないのです。
ハナオチバタケ褐色型とハリガネオチバタケは昔は混同されていたようです。胞子の大きさが異なるため別種とわかったんですね。顕微鏡で観察すれば見分けられますけど、きのこ好きの間でも顕微鏡持っているメンツはだいたいきのこ廃人同定ガチ勢ですよ。
注:同定とはきのこの種を特定することを言います
ハナオチバタケ・ハリガネオチバタケはいつ・どこで見られるの?
夏から秋に落葉の堆積した場所で見られます。
公園の植込みなどでもよく見られますので出会うのは難しくないと思います。ただし、あまりに管理され過ぎて落葉を掃き清められている場所には出ません。落葉をあえて置いておく管理をしている公園は、わかってるな!と思います。←何様
そしてこの2種のオチバタケは、条件が整えばぶわ~~~~ッと群生することが多いのです!それはもう気持ち悪いくらいに。傘の色も目立ちますから、群生していればすぐに目につくと思いますよ。
ハナオチバタケ・ハリガネオチバタケの名前の由来
上記特徴の説明でみなさん何となく気づいているとは思いますが(笑)
落葉から出るからオチバタケ。ハナオチバは紅色型の方が花のように見えるからだと思います。ハリガネオチバは柄が針金状だからでしょう。
ハナオチバタケだって針金状だぞ!とも思いますけどハナとハリガネとどっちつけるかって言ったらやっぱり赤いのがある方にハナって名前つけたくなりますよね。私ならそうする。
傘に乗る雨粒が似合う
ハナオチバタケ・ハリガネオチバタケは雨粒を傘に乗せていることが多いです。その姿がまたかわいいのです!
マクロレンズでしずくフォトを撮るとなんとも不思議な世界観になります。
これは傘に細かいデコボコがあり、水をはじく構造になっているからだと思います。柄は強靭ではありますが細いので、傘に水がついて重くなったら倒れてしまいますものね。
きのこって本当によく出来ている!
アールヌーヴォーなデザインが写真映えするきのこ
ハナオチバタケ・ハリガネオチバタケは森のランプシェードと呼ばれることがあります。エミール・ガレのランプにありそうなデザインですよね!
アールヌーヴォー調でオシャレです。こんなランプ部屋に飾りたいなぁ……。
エミール・ガレはそれはそれは素敵なキノコランプをいくつもデザインしているので、きのこ好きさんたちから絶大な支持を得ています!
買えるかどうかは別の話なんですけどねー……。
そんなオシャレなきのこなので、どう撮ってもかわいくなるのです!!すンばらスィ~!
おわりに・雨の日に探してみて
ハナオチバタケ・ハリガネオチバタケはとても身近なきのこです。まとまった雨の後、落葉の堆積している場所があればかなりの確率で見られます。小さいがゆえに気がつかなかっただけで、実は出会ったことはあるのかもしれません。
きのこのかわいさ知らしめたい!きのこってかわいい。きのこっておもしろい。きのこってふしぎ。みなさんも花のようなハナオチバタケ・ハリガネオチバタケにきっと会えますよ。
コメント