5月24日は『菌活の日』!きのこ企業のホクトが制定した目的や、その由来とは?

5月24日は菌活の日 イラスト:コイケハルカ

5月24日は『菌活の日(きんかつのひ)』です。

菌活とは、美容や健康のために一年を通じて身体に良い菌を積極的に摂り入れる生活習慣を指す言葉で、記念日はきのこ栽培大手のホクト株式会社が2016年に制定しました。

でも、なぜきのこの会社が『菌活』の記念日を制定したのでしょうか。

その背景には、きのこと菌の密接な関係と、『きのこで菌活』を通してみんなの健康を守りたいというホクトの思いがありました。

きのこで菌活|ホクト

 

※最初に登場するイラストは、きのこ女子のコイケハルカさんに描いていただきました。

 

目次

なぜ5月24日が『菌活(きんかつ)の日』になったのか

日本記念日協会のHPによると、最初に『菌活(きんかつ)』という言葉を生み出したのがホクト株式会社だったそうです。

2013年の5月24日にテレビCMで初めて菌活という言葉を使ったことから、この日が菌活の日となりました。

 

菌活とは

きのこ総合企業のホクトが提唱している『菌活』とは、美容や健康のために一年を通して体に良い“菌”を積極的に摂り入れる生活習慣のことです。

菌というと“ばい菌”のように悪いイメージも多々ありますが、実は人にとって良い働きをする菌もたくさんいます。

それが『善玉菌』です。

善玉菌が多くなると、腸内環境が整えられ消化吸収が良くなり、老廃物の排出が促されます。

結果的に、便秘予防や免疫力の高まり、美肌やダイエット効果が期待できるんです。

 

≪善玉菌が摂れる食品例≫

乳酸菌 ヨーグルト・チーズ・漬物・乳酸菌飲料など
納豆菌 納豆
酵母菌 日本酒・ビール・焼酎・パン・味噌・醤油など
麹菌 味噌・醤油・日本酒・塩麹・甘酒・鰹節など

 

尚、上記は菌類の“分解する力”を利用して作られた食品たちですが、この他に菌そのものを食べる食品もあります。

それこそが“きのこ”なんです!

 

きのこは菌そのものだけを食べる唯一の食材

『菌』という漢字は通常菌類(きんるい)を表しますが、きのこの意味を持つ“くさびら”という読み方もあります。

菌神社(くさびらじんじゃ)

滋賀県には、きのこを祀った珍しい菌神社(くさびらじんじゃ)もある

 

きのこは、目に見えるサイズの子実体(しじつたい:みんなが食べているいわゆる“きのこ”の部分)を作る菌類を指す言葉で、実は菌そのものなんです。

つまり、きのこは唯一『菌』そのものだけを食べる、最強の菌活食材と言えます!

 

菌活の日を制定したのはきのこ総合企業の『ホクト株式会社』

菌活の日を制定したのは、テレビCMでもおなじみのきのこ総合企業『ホクト株式会社』です。

会社概要を表にまとめました。

会社名 ホクト株式会社
代表 代表取締役社長 水野雅義
所在地 長野県長野市南堀138-1
資本金 55億円
設立 1964年
連結事業内容
  • 合成樹脂の成型及び製品販売
  • 農産物の生産資材
  • 機械等の製造販売
  • 農産物の生産及び生産指導
  • 農産物の加工及び販売

 

資本金は55億円!

きのこでここまでのし上がったと考えると、改めてすごい企業だと思います。

 

≪ホクトのテレビCM≫

 

菌活の日の背景

ホクトが菌活の日を制定した際に発信したプレスリリースには、下記の背景が記載されていました。

人口減少をはじめとした超高齢化および少子化等、将来への不安も多い近年、社会全体の健康への意識は、ますます高まっています。

その中で、ホクトは、皆さまに健康で豊かな生活を送っていただくために、きのこのさまざまな栄養や効果効能をもっと知っていただき、健康価値が高いきのこを一年を通してもっと召し上がっていただく、『きのこで菌活』を2013年より提唱してまいりました。

この度、ホクトが独自に開発した『菌活』という言葉をテレビコマーシャルを通して初めて全国に発信した日(2013年5月24日)にちなみ、菌活を通して健康で豊かな毎日を過ごし、笑顔で生活していただくきっかけとなるための記念日として5月24日を『菌活の日』として日本記念日協会に登録しました。

今後ともホクトでは、『きのこで菌活』を通して皆様の健康を守り・応援し続ける活動をきのこの生産・販売と共に積極的に行ってまいります。

 

私も、普段きのこを含む“菌”を積極的に食べる菌食を実践しているので、『菌活の日』は大賛成!

ぜひ5月24日は菌活の日ということで、きのこを食べていただけたら幸いです。

 

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この記事を書いた人

露木 啓(つゆきのこ)のアバター 露木 啓(つゆきのこ) 関東きのこの会 代表

『“キノコ”といったら露木までっ!』
元きのこ問屋の営業マン。
生産者さんからきのこを仕入れ、主に関東のレストランや生協さん、自然食品さんに卸す仕事をしていました。
また『きのこのじかん』という情報発信サイトできのこ記事も書いていました。
今は職業きのこから離れ、趣味としてきのこと付き合っています。
主に土日に散策してきのこを撮ったり。
また、きのこの歌を作詞作曲し歌っています。

・ベーシックきのこマイスター
・ヨコハマきのこ大祭実行委員

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