皆さんは写真の保管にどんなツールを利用していますか?
私は、3種類のオンラインストレージサービスを併用していますが、本命は断然Googleフォト!
きのこ写真も風景写真も家族写真も、整理せずにこのGoogleフォトに突っ込んでいます。
それでも人工知能が写真を識別してくれて、ある程度検索に引っ掛かけてくれるから割とすぐに目的の写真が見つかって便利なんです。
さらに、きのこ写真が多い自分にとって、楽しくて便利な機能を最近発見してしまいました。
それは、きのこを英語名で検索すること!
どういうことか、詳しく紹介しましょう。
Googleフォトとは
Googleフォトは、写真や動画のデータをオンライン上で管理できるGoogleのストレージサービスです。
例えば、スマホで撮影した写真をGoogleフォトにアップすると、同じGoogleアカウントでログインしたパソコンやタブレットからも閲覧・管理できるようになります。
Androidスマホには標準アプリとして入っているので、利用している方も多いのではないでしょうか。
元は完全無料・無制限だったので、オンラインフォトストレージの中では最強のサービスだったと思います。
有料になってしまった
『元は完全無料・無制限だった』と過去形なのは、サービスの利用形態が変わったから。
2021年6月からGoogleフォトは有料化され、無制限に写真・動画を保存できるサービスでは無くなってしまいました。
今は、無料で利用できるのはGoogleの他のサービスと併せて15GBまでという制限が設けられています。
今まで『完全無料・無制限』なのを利用して、写真・動画は全部Googleフォトで一元管理という使い方をしていた人が多いと思うので、この有料化には困った方も多いでしょう。
私もちょこっと別サービスに移行しようか検討しました。
【参考】オンラインフォトストレージサービス 3つ比較
参考までに、私が検討した別サービスとの比較表を掲載します。
サービス名 | 年間料金 | 備考 |
---|---|---|
Googleフォト | 100GB:2,500円 200GB:3,800円 2TB:13,000円 |
=Google one |
Amazonフォト | 無制限:4,900円 | =Amazonプライム ※動画は5GBまで |
Flickr Pro | 無制限:約5,400円 |
Flickrは、実は長らく有料版を契約していますが自分的にはあまり使い勝手が良くないので、完全にバックアップ用と化しています。
一方、Amazonフォトはプライム会員なら追加料金なしで無制限に写真を保管できるので、Googleフォトの代替サービス大本命。
ただし動画は5GBまでの制限ありです。
有料になってもきのこ写真の保管にGoogleフォトを使い続けると決めた理由
私も他サービスへの乗り換えを一瞬検討しましたが、きのこ写真の保管は有料版になってもGoogleフォトを使い続けると決意しました。
それには、他のサービスでは太刀打ちできない使い勝手の良さがあるからです。
- 特にアルバムなどに整理しなくても、検索で何とかなる場合が多い
- 写真も動画も一緒くたに保管できる
- 一緒にきのこ散策に行った仲間にも簡単にシェアできる
1.特にアルバムなどに整理しなくても、検索で何とかなる場合が多い
さすが、検索エンジンの第一線を走り続けているGoogleのサービスだけあって、Googleフォトは検索機能が非常に優れています。
例えば『きのこ』で検索してみるとこの通り。
AIがちゃんと『きのこが映っている写真』を識別して表示してくれます。
すごいと思うのが、あまりきのこに詳しくない人からしたら、きのこに見えない形をしたものもちゃんと『きのこ』と識別してくれること。
この写真には、もやしみたいなシロソウメンタケと何かしらの盤菌しか映っていませんが、ちゃんと『きのこ』の検索結果に表示されます。
このアラゲキクラゲも『きのこ』で引っ掛かりました。
これらは、写真を見せても 『きのこ』に分類できない人が沢山いると思います。
また写真に写り込んでいる文字情報も認識するので、例えば『しめじ』で検索すると、大黒本しめじのパッケージやレストランのメニュー、ぶなしめじのPOPなどが表示されます。
他にも、日付や地域名での検索にも対応しているので、例えば5年前に長野できのこ散策した時の画像を見たい場合は『2016年 長野県 きのこ』と検索すればOK。
後、人物の顔認識の精度もすごいです!
顔と名前を紐づけておけば、後はAIが勝手に同一人物の映った写真をまとめてくれるので、一緒に散策に行った人から目的のきのこが逆引きできたりします。
このようにGoogleフォトは検索機能がずば抜けているので、とりあえず写真を突っ込んでおけば特にアルバムなどに整理しないでも、割とすぐに目的の画像が見つけることができちゃいます。
もちろん間違っていることも多々ありますが、私の場合はおおよそ検索出来れば十分。
AIは日々進化しているので、検索の精度もどんどん上がっていくでしょう。
2.写真も動画も一緒くたに保管できる
私がきのこ撮影によく用いる機材はミラーレス一眼レフとiPhoneです。
どちらも写真も動画も撮影できるので、例えば最初にきのこの写真を撮った後に、指でちょんちょん突いて胞子が飛ぶ様子を動画に収めたりすることもあります。
これは冬虫夏草の一種❓ pic.twitter.com/4Yh6QTH4pI
— つゆきのこ(露木 啓)関東きのこの会 ライター💻 (@tsuyu_kinoko) July 10, 2021
↑ちなみにクモタケと言う冬虫夏草でした。
ミラーレス一眼で撮影した写真や動画は一度iPhoneに集約して、それからアプリでオンラインフォトストレージにアップロードしています。
この際、Amazonフォトのように『写真は無制限だけど動画は5GBまで』と言った制限があると、写真だけをアップし、動画はまた別のオンラインストレージに保管するといった事を考えなければなりません。
写真はこっち、動画はこっちみたいに使い分けるのも面倒なので、全部同じ感覚で一緒くたに保管できるGoogleフォトがやっぱり便利なんです。
3.一緒にきのこ散策に行った仲間にも簡単にシェアできる
そんなにしょっちゅうシェアしているわけでは無いので、これはおまけ程度の理由ですが、Googleフォトは写真の共有が簡単です。
(単に自分が使い慣れているだけかもしれませんが)
例えば一緒にきのこ散策に行った菌友に、その日のベスト10のきのこ写真をシェアしたい場合、まずポチポチと写真を選択してアルバムを作成します。
後は、そのアルバムの共有リンクを発行して菌友に伝えるだけ!
この方法なら、相手がGoogleアカウントを持っていなくてもシェアできます。
Googleフォトの検索機能は英語の方が幅広い
最近、Googleフォトで新たな技を覚えました。
それは『英語名で検索する』ことです。
やっぱりGoogleはアメリカの企業なので、日本語よりも英語の方に幅広く対応しているみたいなんです。
例えば2021年7月15日の今現在、日本語で『アミガサタケ』と検索しても、写真のファイル名にアミガサタケと付けた写真か、『アミガサタケ』という文字が映り込んでいる写真しか出てきません。
しかし、英語名の『Morel』と検索するとAIがちゃんとアミガサタケの写真を認識して表示してくれるんです!
グレバの形がアミガサタケに似ているキヌガサタケの写真も拾いましたが、これはご愛敬ということで。
英語の検索に対応しているきのこ
日本語名には対応していないけど、英語名の検索に対応しているきのこはアミガサタケだけではありません。
2021年7月15日時点で、こんなきのこが英語名で検索できました。
日本語名 | 英語名 |
---|---|
ツチグリ | Earth star |
ヤマブシタケ | Lion’s mane mushroom |
ポルチーニ | Porcini |
ポルチーニは似ているきのこが多いのか、AIの精度はいまいち。
毒きのこのテングタケやドクツルタケも、検索結果に表示されてしまいました。
このことから、食毒の判断をAIに全任せにするのは非常に危険という事が良くわかります。
きのこの種類を知るためでは無く、あくまで写真を見つけやすくするための機能だとお考え下さい。
尚、GoogleのAIも日々進化していると思うので、じきにこれらのきのこもちゃんと日本語で検索できる日が来るのでしょう。
英語で検索しても出てこなかったきのこ
下記のきのこは英語名で調べてみても検索に引っ掛かりませんでした。
日本語名 | 英語名 |
---|---|
ベニテングタケ | Fly agaric |
タマゴタケ | Amanita caesareus |
クロラッパタケ | Craterellus cornucopiae |
アンズタケ | Chanterelle |
ベニテングタケやタマゴタケはアメリカでも認知度が高いと思うので、検索できそうな気もするのですが、その文字が映り込んでいる写真しか出てきません。
もしかしたら、英語名が間違っているのかも?
たぶん、今回挙げたきのこ以外にももっと英語名での検索に対応したきのこがあると思うので、見つけたらぜひ教えてください。
まとめ
きのこ写真の保管には、オンラインストレージサービスのGoogleフォトが便利です。
その理由は3つ。
- 特にアルバムなどに整理しなくても、検索で何とかなる場合が多い
- 写真も動画も一緒くたに保管できる
- 一緒にきのこ散策に行った仲間にも簡単にシェアできる
また、日本語で検索して引っ掛からない時でも、英語なら引っ掛かる場合もあります。
例)アミガサタケは引っ掛からないけど『Morel』なら引っ掛かる
ぜひ色んなきのこの英語名でお試しください。
コメント