すっかり暖かくなり、桜が咲き始めた3月中旬。
近所を散策中に、春キノコの『アミガサタケ』を発見しました。
このキノコは日本ではまだそこまで馴染みがありませんが、海外ではとても人気でよく食べられているんです。
せっかくなので収穫して定番レシピのクリーム煮で頂くことにしました。
動画でも手順を紹介しています↓
アミガサタケとは
アミガサタケは、春になると生えてくる、ちょっと奇抜な見た目をしたキノコです。
ボコボコ穴のあいたカサが特徴的で、網傘をかぶったように見えるのでアミガサタケという和名がついています。
この見た目から、初見では『気持ち悪い』という人もいますが、僕はとても可愛らしく感じます。
実際、アミガサタケはキノコ好きの間では大変人気があるので、見慣れてくると可愛く見えてくるのでしょう。
アミガサタケは、日本ではまだそこまで馴染みがありませんが、かなり美味しいキノコで、ヨーロッパでは『モリーユ』と呼ばれ人気の食材です。
アミガサタケは桜や銀杏の木の周囲に生える
アミガサタケは栽培できますが、日本国内での生産量は非常に少なく、入手するには輸入された乾燥品を購入するか、春の時期に天然物を採取するのが一般的です。
天然物を見つけたければ、春に桜や銀杏の木の周囲を重点的に探してみてください。
タイミングが良ければ、こんな感じで生えています。
これは、先の尖ったトガリアミガサタケという種類。
関東では3~4月頃に見られます。
一つ見つければその周囲にも生えている可能性大。
踏まないように注意深く探しましょう。
アミガサタケについてさらに詳しくはこちら↓
アミガサタケの定番レシピといえば『クリーム煮』
アミガサタケは、特にヨーロッパで人気のあるキノコだけあって、洋風のクリーム煮やソースなどが定番レシピです。
出汁が良く出るので、煮込み料理に使われることが多いようです。
もちろん、和風のお味噌汁やお吸い物に入れたり、炊き込みご飯にしても大丈夫。
露木も、毎年いろいろな料理に挑戦しています。
今年は原点に立ち戻り、見つけたアミガサタケでクリーム煮を作ることにしました!
アミガサタケの下処理方法
スーパーで買える栽培キノコとは違い、天然キノコには土や葉っぱなどのゴミや小さな虫などが付着しています。
そのため、料理の前に必ず水洗いしてこれらを落としましょう。
また、アミガサタケは中が空洞になっているので、そこに虫が入っている事も少なくありません。
気にされない方はそのままでも良いですが、個人的には半割りにして中をチェックするのがおすすめです。
汚れが落ちたらいよいよ調理開始です。
天然キノコレシピ
《料理名》
『アミガサタケのクリーム煮』(4人分)
《調理時間⌚》20分
《材料》
- アミガサタケ・・・8本(採れた量で調整)
- 玉ねぎ・・・・・・1/2個
- ベーコン・・・・・3枚
- バター・・・・・・10g
- 牛乳・・・・・・・200cc
- 生クリーム・・・・200cc
- 鶏ガラスープの素・大さじ1
- 塩・コショウ・・・少々
《作り方》
- 玉ねぎはスライス、ベーコンは1cm厚くらいに切る。
- フライパンにバターを入れ、玉ねぎ、ベーコンを炒める。
- アミガサタケを入れ塩・コショウを振る。
- 牛乳、生クリーム、鶏ガラスープの素を入れトロミがつくまで煮込む。
- 塩コショウで味を調え出来上がり。
バケットを添えたり、パスタソースにアレンジしてもOK!
お好みでアスパラガスや菜の花、キャベツ、ソラマメ、チーズなどを入れても美味しいです。
アミガサタケの旨味がクリーム煮溶け出して美味!
クリームに浮かぶアミガサタケがなんとも可愛らしいレシピです。
まずはスープからいただきます。
うん、美味い!
濃厚なクリームにアミガサタケの独特な香りとダシが溶け出しています。
お吸い物や炒め物にした時も感じましたが、香りはかなり出るキノコです。
塩加減もちょうど良い感じ。
ただ、ちょっと気になったのが、生クリームと牛乳の風味が強く、肝心のアミガサタケの味が少し分かりづらかったかも。
それでも、クリームに溶けたアミガサタケのダシはしっかり感じられました。
アミアミのカサ部分は、弾力がありプチっとした歯触り。
家族にも食べてもらい、とても美味しいと太鼓判を頂きました!
アミガサタケのクリーム煮レシピ、のまとめ
- アミガサタケは春に生える美味しいキノコ
- アミガサタケは洋風のクリーム煮やソースが定番レシピ
- 天然キノコは料理の前に水洗い等の下処理必須
- アミガサタケのクリーム煮は香りが良くダシが溶け出して美味
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