アミガサタケの米詰め【春のきのこの不思議レシピ】

菌友さんに教えていただいたアミガサタケのレシピに挑戦してみました!

アミガサタケ

アミガサタケ

 

春のきのこ『アミガサタケ』は、その名の通り網目状の頭部が特徴的ですが、その中は軸から頭にかけて空洞になっています。

アミガサタケの断面

アミガサタケの断面

 

大雑把に言うと、その空洞の中に米を詰めてスープで煮込むという、なんとも不思議レシピです。

さっそく作っていきましょう!

 

アミガサタケについて詳しく知りたい方はこちら↓

 

目次

春のきのこ『アミガサタケ』レシピ

 

《料理名》
アミガサタケの米詰め(2人分)

 

《調理時間⌚》90分

《材料》

  • アミガサタケ・・・4本
  • 米・・・・・・・・1合
  • バター・・・・・・20g
  • 玉ねぎ・・・・・・1/2個
  • ハム・・・・・・・2枚
  • コンソメ(固形)・1個
  • 水・・・・・・・・400cc

 

《作り方》

  1. 天然のアミガサタケには土がついているので流水で洗い、虫出しのために10分程度水に浸ける。

    アミガサタケを洗う

  2. 米を研ぎ、ザルにあげて水気を切っておく。
  3. 玉ねぎ1/4とハムをみじん切りにする。出来るだけ細かい方がアミガサタケに詰めやすい。残りの玉ねぎ1/4個分はスープ用にスライスにする。
  4. フライパンにバターを入れ、弱火で玉ねぎを炒める。

    玉ねぎを炒める

  5. 玉ねぎがしんなりしてきたらハムと米を入れ中火で炒める。米が白くなってきたら火を止めてお皿に移す。

    ピラフのレシピ

  6. アミガサタケの軸部分から炒めた米を詰める。

    炒めた米をアミガサタケに詰める

  7. 水400ccにスライスした玉ねぎ、コンソメを入れて加熱。沸騰したら弱火にして米を詰めたアミガサタケを入れ1時間加熱する。

    アミガサタケをスープに入れて1時間煮込む

 

 ポイント

菌友から、途中までは『ピラフ』を作る要領と教えていただきました。

料理をされるかたは、そうイメージすると分かりやすいかもしれません。

アミガサタケの軸から米を詰める作業は根気がいります。

イライラするといけないので、このレシピはじっくり時間が取れる時に挑戦しましょう!

コツは指で入り口にちょっとずつ詰めて、箸で奥に押し込んでいくイメージです。

アミガサタケの米詰め

 

1時間煮込んだアミガサタケスープが絶品!

アミガサタケの米詰め

アミガサタケを料理する時は、中に虫がいないか心配でいつもカットして使っていたので、丸ごとスープに入っている姿が新鮮✨

※今回は虫がいないことをしっかり確認してから米を詰めています。

頭部をナイフで切ってみるとこの通り、先までみっちり米が詰まっていました!

アミガサタケの米詰め

 

ぱくっと食べてみると、中のご飯にアミガサタケの旨味がしっかり染み込んでいて美味しいです。

しかし特筆すべきはスープの方でした。

これ、香りが良いし、濃厚な味でめちゃくちゃ旨い!!絶品スープ❗

アミガサタケを入れて弱火でコトコト1時間煮込んだことで、旨味がこれでもかと言うくらい溶け出たようです。

『米詰め』はかなり手間が掛かるので、正直毎回作るのは大変ですが、スープはぜひ自分のアミガサタケレシピの定番レパートリーに加えたいと思います。

菌友さんに教えていただいた『不思議レシピ』のおかげで、アミガサタケの意外な一面を知ることができたのでした。

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この記事を書いた人

露木 啓(つゆきのこ)のアバター 露木 啓(つゆきのこ) 関東きのこの会 代表

『“キノコ”といったら露木までっ!』
元きのこ問屋の営業マン。
生産者さんからきのこを仕入れ、主に関東のレストランや生協さん、自然食品さんに卸す仕事をしていました。
また『きのこのじかん』という情報発信サイトできのこ記事も書いていました。
今は職業きのこから離れ、趣味としてきのこと付き合っています。
主に土日に散策してきのこを撮ったり。
また、きのこの歌を作詞作曲し歌っています。

・ベーシックきのこマイスター
・ヨコハマきのこ大祭実行委員

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