ササクレヒトヨタケには、『エルゴチオネイン』という成分が含まれています。
なんとビタミンEの7,000倍の抗酸化力を持ち、抗老化効果、美白効果、シワ・肌荒れ改善効果まである成分で、つまりササクレヒトヨタケは美容効果が期待できるキノコなんです!
この記事では、ササクレヒトヨタケの美容成分『エルゴチオネイン』についてと、おすすめのレシピを紹介いたします。
ササクレヒトヨタケってどんなキノコ?
ササクレヒトヨタケは畑や草地に生えるキノコです。
白い縦長の帽子を被ったような可愛らしい見た目で、幼菌時はつくし型になることから、市場では”つくし茸”とか”コケシ茸”と呼ばれています。
英語圏の呼び名は『shaggy ink cap(シャギー・インク・キャップ)』
これは、カサがキャップに見えることが由来でしょう。
とても美味しいキノコで、特にヨーロッパでは一級品として食べられています。
ササクレヒトヨタケは美容に良い成分『エルゴチオネイン』を含んでいる
ササクレヒトヨタケは食としての美味しさもさることながら、ある成分で注目されています。
それは『エルゴチオネイン』
あまり聞き慣れないかもしれませんが、ビタミンEの7,000倍の抗酸化力を持ち、抗老化効果、美白効果、シワ・肌荒れ改善効果があるとされ注目されている成分です。
エルゴチオネインはアミノ酸の一種で、動物や植物は自ら作り出すことができず、別の生物が作ったエルゴチオネインを摂り込んで抗酸化に役立てています。
その『エルゴチオネインを生成できる別の生物』が、そう、キノコ達なのです。
ササクレヒトヨタケはこのエルゴチオネインを特に多く含んでいるため、食品としてだけでなくサプリメントやお化粧品の材料にも利用されています。
ササクレヒトヨタケは成菌になると溶けてしまう
そんな美容成分”エルゴチオネイン”を持つササクレヒトヨタケですが、自然界に生えているものを食べるのは簡単ではありません。
『そもそも出会うのが難しい』というのももちろんありますが、ササクレヒトヨタケは成菌(大人)になると自己分解酵素を出して自分を溶かしてしまう性質を持っているんです。
≪ササクレヒトヨタケが成長する様子≫
その為、自然界では幼菌(子供)の時にタイミングよく出会わないと食べることはできません。
ちなみに和名の”一夜茸(ひとよたけ)”は、一晩で溶けてしまうことが由来になっています。
ササクレヒトヨタケは、大人になると溶けてしまう悲しい運命を背負ったキノコなのです。
幼菌の状態で販売されている『コプリーヌ』を食べよう!
では、せっかく美容に良い成分を持っているのに、ササクレヒトヨタケを食べることは滅多にできないのでしょうか。
いいえ、そんなことはありません。
実は、ササクレヒトヨタケは少量ですが人工栽培されていて、通販などで購入することができるんです。
栽培品は『コプリーヌ』という商品名で販売されています。
ぜひ、検索してみて下さい!
ササクレヒトヨタケおすすめレシピ
ササクレヒトヨタケは独特の旨味があり食感が良く、とても美味しいキノコです。
中でも、露木おすすめの食べ方は『ベーコン巻き』
レシピを紹介するので、コプリーヌを入手したらぜひお試しください。
《料理名》
ササクレヒトヨタケのベーコン巻き(2人分)
《調理時間⌚》15分
《材料》
- コプリーヌ・・・1パック(4~7本)
- ベーコン・・・・1パック(3~4枚)
- 塩、こしょう・・少々
《作り方》
- ベーコンを半分にカットしてコプリーヌの周りに巻く
- フライパンに油を敷き、巻き終わりを下にして火をつける
- ベーコンがしっかりくっついたら返し、全体に焼き色をつける
- 塩・コショウで味を調えて出来あがり!
フライパンに入れる時、ベーコンの巻き終わり部分を重点的に炒めると、しっかりくっついて外れにくくなります。
ササクレヒトヨタケは一口サイズで食べやすく、程良い食感があります。
ベーコンの塩気と油が、ササクレヒトヨタケの旨味と相性バツグンです。
『これは旨い!』
夫婦で食べれば、美肌に良い成分が摂れるし、旦那さんの晩酌のお供にもばっちりです!
ササクレヒトヨタケに含まれる美肌成分のまとめ
- ササクレヒトヨタケは美容効果の期待できる『エルゴチオネイン』を多く含んでいる
- エルゴチオネインは一部のキノコしか作れない成分
- ササクレヒトヨタケは成菌になると溶けてしまうが、『コプリーヌ』という商品名で幼菌の状態で販売されている
- 独特の旨味と程よい食感がありとっても美味!
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