家庭でシイタケやヒラタケなどが簡単に栽培できる『もりのきのこ農園シリーズ』から、数量限定・特別仕様の新商品が発売されました!
その名も『めずらしいきのこ農園【タモギタケ】』
鮮やかな黄色いきのこ、タモギタケが栽培できるキットです。
これは、やるっきゃない!という事で早速栽培に取り組んでみましたので、栽培方法やタモギタケがニョキニョキ育つ様子などを動画付きで紹介いたします!
めずらしいきのこ農園『タモギタケ』は数量限定の特別仕様
『もりのきのこ農園』は、家庭で簡単にきのこ栽培が体験出来るキットです。
シイタケやヒラタケ、エノキ、エリンギなど、多種類のきのこがラインアップされているのですが、今回新たに数量限定・特別仕様の『めずらしいきのこ農園』として、タモギタケバージョンが発売されました!
ネットショップでの販売単価はこちら。
商品名 | 販売価格 |
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めずらしいきのこ農園 『タモギタケ』 |
1,700円 (楽天市場) |
2022年7月10日時点ではまだ販売されていましたが、数量限定ですのでいつまであるかは分かりません。
欲しい方は、早めに注文しておきましょう!
ちなみに、希少価値の高そうなタモギタケでも、シイタケやエノキタケなどと同じ販売価格でした。
黄色いきのこ『タモギタケ』とは
タモギタケは、主に東北から北海道にかけて自生する黄色いきのこです。
天然物の旬は初夏から初秋で、ニレの木の倒木などから発生します。
また、全国各地で菌床栽培も行われていて、スーパーや飲食店などで見かけることも多くなってきました。
タモギ茸は出汁が良く出るきのこで、スープなどに入れると美味しいです。
個人的感想ですが、ちょっと貝の出汁に似ていると思います。
そういえば、以前ハンバーグレストラン『びっくりドンキー』さんのランチスープ(味噌汁)に入っていたことがありました。
あれは美味しかったなぁ。
タモギタケという名前の由来は、野球のバットの原料にもなるタモの木に生えていたことから。
でも実際は、タモよりもニレ・ナラ・カエデの枯れ木から生える事の方が多いみたいです。
タモギタケについてさらに詳しくはこちら↓
タモギタケ栽培キットの育て方
6月下旬、注文した翌日にタモギタケ栽培キットが自宅にやってきました。
もりのきのこ農園シリーズは、注文してから届くのがいつも早くて助かります。
セット内容
- タモギタケの菌床 1個
- 説明書 1枚
- 栽培袋 1枚
セット方法
きのこは生き物ですから、キットが届いたらすぐに栽培を始めるのが基本です。
早速セットしていきましょう!
尚、作業自体はとても簡単ですが、30分程度水に浸しておく工程があるので、時間に余裕をもって始めてください。
- 菌床が入っている袋の上部をカット
- 菌床ブロック上面の白い膜を削り取る
- 菌床に水を吸わせる
- 栽培用の袋に入れ、洗濯ばさみなどで止める
1.菌床が入っている袋の上部をカット
菌床ブロックが入っている培養袋を、四角形の白いフィルターの下2cmを目安にハサミでカットします。
※菌床ブロックは絶対に培養袋から出さないでください。袋に入れたまま栽培します。
2.菌床ブロック上面の白い膜を削り取る
菌床ブロックの上面を覆っている白い膜を、スプーンなどで削り取ります。
中の茶色い部分が見えてきたら、出来るだけ平面に整えてください。
3.菌床に水を吸わせる
菌床ブロックの上面に水道水を張り、30分ほど吸わせてから水を捨てます。
ブロックを逆さにして、なるべく水気を切りましょう。
4.栽培用の袋に入れ、洗濯ばさみなどで止める
付属の栽培用の袋の中に入れ、袋上部を半分程度開けた状態で洗濯ばさみなどで軽く閉じておきます。
これでセット完了です。
菌床は、直射日光や高温にならない場所で管理しましょう。
日々の管理
日々行う事は水やりです。
1日朝夕1回程度、栽培袋を開けて霧吹きなどで水をあげてください。
通常であれば、栽培開始から1~2週間程度でタモギタケの基となる白い塊が出てきます。
タモギタケ栽培の注意点
簡単に栽培できる『もりのきのこ農園』ですが、生き物ですから気を付けなければならない点もあります。
注1)乾燥させない
栽培ブロックの表面が乾燥しすぎると、カビが発生することがあります。
付属のビニール袋に入れて栽培することで湿度を適度に保つことができるので、必ず活用しましょう。
また、直射日光の当たらない場所に設置し、水やりを忘れないようにしてください。
注2)栽培適温
タモギタケの栽培に適した温度は15~25℃です。
日中30℃を超える場所に置くと、きのこの菌が弱ってしまいタモギタケが育たなくなってしまう可能性があるのでご注意ください。
栽培適温 | 15~25℃ |
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タモギタケがぐんぐん育っていく様子を動画にしました
タモギタケ栽培キット、セットしてから7日経ったあたりで、菌床の上部に白い塊が出来てきました。
どう見てもカビじゃないし、どうやらこれがタモギタケの基の様です。
そして、ここからの成長が速かった!
iPhoneをセットして、黄色いきのこがニョキニョキ育っていく様子をタイムラプス動画に収めましたので、ぜひご覧下さい。
尚、菌床奥の方の白い塊にカメラを合わせていたら、手前側がぐんぐん大きくなっていって焦点がぼけてしましました。
慌てて位置を調整。
iPhoneのタイムラプスは焦点が固定されるようなので、次回はカサがどこまで開くかを計算に入れて設置する必要があると感じました。
反省。
タモギタケの収穫方法
白い塊が出来てから4日後、タモギタケが収穫できるサイズまで育ちました。
ちなみに、栽培中の温度が高いとカサの黄色みが薄くなるそうです。
結構暑い日が続いたので、うちのは若干黄色が薄いかな?
こちらはカサの裏面。
それでは、さっそく収穫していきます。
カッターなどの刃物で収穫したい部分の根元から切るのですが、白い塊の部分が意外と固くて力がいりました。
子供だけで収穫するのはちょっと危険かもしれないので、大人と一緒に作業した方が無難です。
我が家の初収穫のタモギタケは、焼きそばの具になりました。
焼きそばのような濃い味付けでも、タモギタケの風味ははっきり分かります。
旨味が強く、とても美味しいきのこだという事を再認識できました!
小ぶりなタモギタケはまだ収穫せずに残してありますし、2回目の発生にも挑戦できるそうなので、引き続き栽培を楽しみたいと思います。
まとめ
- めずらしいきのこ農園『タモギタケ栽培キット』は数量限定で発売された特別仕様
- タモギタケは黄色が鮮やかなきのこ
- セットしてから1~2週間程度でタモギタケが発生する
- 収穫したタモギタケは風味が強くとても美味しかった
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