先日、スーパーのきのこ売り場をチェックしていたら、ホクトさんの霜降りひらたけがいつもの半値くらいで売っていました。
うぉっ、これはお買い得!
このきのこ、めちゃくちゃ美味しくて好きなんです。
霜降りと言う名前から連想し、牛肉と一緒に『きのこすき焼き』にすることに。
きのこと牛肉の出汁が出て、タレがめちゃめちゃ美味しかったです!
霜降りひらたけとは
霜降りひらたけは、きのこ生産最大手の『ホクト株式会社』さんの商品です。
濃い茶色の傘にうっすら白いスジが入っていて、軸は真っ白。
スーパー等ではちょっと高級感のある金色トレーのパッケージで販売されています。
今までのひらたけと言えば、ダシが良く出てとても美味しい反面、『平茸』の名が示す通りカサが平べったいためパッケージする時や物流時に割れやすく、どうしても市場価値が付きにくいきのこでした。
それを、従来の日本の美味しいヒラタケとヨーロッパ産の固めのヒラタケを交配し、旨味はそのままで、型崩れしにくいどっしりとしたひらたけの開発に成功!
プレミアムきのこと呼べるまでの品質に高めたのが、ホクトさんの『霜降りひらたけ』です。
なんで『霜降り』なの?
ところで霜降りひらたけは、なぜ名前に『霜降り』が入るのでしょうか。
霜降り肉の様に高級イメージから来ているのかな?と思っていたのですが、ホクトさんの公式HPにその由来が掲載されていました。
傘は肉厚で、その表面にはきれいな〝霜降り状の模様〟があるのが名前の由来となっています。
(ホクトさんの公式HPより)
牛肉の場合、赤身に白い脂肪の筋(サシ)が入っている状態を『霜降り』といいます。
霜降りひらたけも、カサに白いきれいな霜降り状の模様が入っている為、『霜降りひらたけ』という名前を付けたということのようです。
発売当初はGACKTさんのテレビCMで話題になった
霜降りひらたけは、2014年9月より本格的に販売され始めました。
この時に話題になったのが、GACKTさんが出演したテレビCMです。
『アーカイブが残っているかな』と思ってYouTubeで検索してみた所、メイキング映像がアップされていました。
冒頭でCM映像も見られるのでシェアします!
ひらたけは世界で2番目に食べられているきのこ
日本ではひらたけの生産量・販売量は決して多くありませんが、世界的にみると実はマッシュルームの次に食べられている人気きのこです。
ひらたけの形が牡蠣(かき)に似ていることから、海外では『オイスターマッシュルーム』と呼ばれています。
人気の秘密は比較的栽培が容易なことと、旨味が強くソテー、スープ、フライなど、色々な料理に合わせやすいからでしょう。
そんな世界で販売されているヒラタケと比べても、霜降りひらたけはトップレベルの品質だと言われています。
あるきのこ関係者が『世界に打って出るべき商品』と言っておりましたが、そんなニュースがきのこ業界を駆け巡る日も近いのかも?
実は日本でも結構前からひらたけ栽培が行われていた
ひらたけは、日本でも1990年頃までは『ひらたけしめじ』『味しめじ』などの名前で販売され良く食べられていました。
実はえのき・しいたけに次いで3番目に多く栽培されていたきのこなんです。
昔はしめじといったらこの『ひらたけ』を指していました。
※実際はヒラタケは”シメジ”の仲間ではありません。
しかし、カサが割れやすいことと、スーパーや八百屋さんの棚に並んだ時あまり日持ちが良くないという欠点があり、ひらたけはだんだん姿を消していきました。
ちょうどその頃『ぶなしめじ』の栽培方法が確立して、ひらたけの生産者さんがそちらに切り替えていったのも大きな要因です。
そんな訳で、ひらたけはすっかり希少なきのことなってしまいました。
ただその味の良さから、今でも根強いファンが多くいます。
個人的にもひらたけはかなり好きなきのこで、特にキムチ鍋に入れるのが好きです!
霜降りひらたけの美味しい食べ方
ひらたけ類は総じて良いダシが出るので、汁ものや鍋、炊き込みご飯などによく合います。
また旨味が強いので炒めても美味しいです。
ちなみに、発売当初流れていた霜降りひらたけのCMでは、GACKTさんが網焼きしたものを食べていました。
これも美味しそう!
今回購入した霜降りひらたけは、どう食べようか悩んだのですが、霜降り⇒牛肉🥩の連想から『すき焼き』にすることにしました。
せっかくなのでレシピを紹介いたします。
霜降りひらたけレシピ
《料理名》
霜降りひらたけたっぷり『きのこすき焼き!』(3人分)
《調理時間⌚》20分
《材料》
- 霜降りひらたけ・・・・1パック
- えのき・・・・・・・・1パック
- 原木椎茸・・・・・・・3枚
- 牛肉・・・・・・・・・300g
- 焼き豆腐・・・・・・・1丁
- ネギ・・・・・・・・・1本
- 市販のすき焼きのタレ・・3人前用
- 水・・・・・・・・・・100cc
《作り方》
- 【材料の下ごしらえ】
ネギ:太めの斜め切りにします。
焼き豆腐:一口大にカットします。
牛肉:食べやすい大きさにカットします。
霜降りひらたけ:1本1本に手で分け大きい物は半分くらいに割きます。
えのき:石突を切り落としほぐします。
原木椎茸:石突を切り落とします。 - 鍋に材料を並べ、市販のすき焼きのタレを適量分注ぎ加熱します。
※今回は白菜などの野菜を入れなかったのでお水を100cc程足しました。味を見ながら調節して下さい。
- お肉に火が通ったら食べ頃です!
取り皿に卵を割り入れ、卵を付けてお召し上がりください。
霜降りひらたけは石突部分があらかじめカットされているので、捨てる部分がありません。
トレーに入っている部分100%食べられます。
また、手で1本1本にほぐす事が出来ますし、大きい物も手で簡単に割けるので包丁いらずです。
霜降りひらたけはしこしこプリプリ食感!
さっそく霜降りひらたけからいただきます。
おおっ、歯応えが良い!しこしこのぷりっぷりです。
霜降りひらたけは身締まりが良く、エリンギより少しふんわりした食感。
また、ひらたけらしい旨味もしっかり感じられます。
それとほんの少し、フルーツの様な香りがしました。
鍋に入れるとぐずっとしてしまうきのこも多いですが、霜降りひらたけはしっかり煮込んだ後でも食感が良かったです。
それにしてもこの『きのこすき焼き』、きのこから出るダシと牛肉のダシの相乗効果でタレがめちゃくちゃ美味しくなっています。
霜降りひらたけを見かけたら、皆さんもぜひお試しください!
まとめ
- 霜降りひらたけはきのこ生産最大手『ホクト株式会社』の商品
- 味・香り・食感が良くホクトさんの栽培きのこの中でも『プレミアムきのこ』という位置付けで、非常に高品質
- 霜降りひらたけをたっぷり入れた『きのこすき焼き』はダシと香りが良くとっても美味!
コメント