きのこフォトコンテスト『令和一年目に見たきのこ』にたくさんのご応募をいただきありがとうございました。
きのこの可愛らしさ、美しさ、強かさ、儚さなどを切り取ったとても魅力的な写真が多く、応募された写真を見ていると撮影者がそれらのきのこに出会った時の感覚が伝わってくるようでした。
皆さん、きのこが大好きですね!
素晴らしい作品が多く非常に難しい審査となりましたが、5つの候補作品に絞らせていただき、その中から大賞を決定いたしました。
ここに大賞作品と入選4作品を発表させていただきます。
フォトコンテストの概要はこちらをご覧ください。
大賞
『星空のツキヨタケ』
映っているきのこ:ツキヨタケ
撮影者:白石泰志
関東きのこの会 講評
本来人の立ち入ることない夜の森の中、緑色に光るきのこと夜空に輝くたくさんの星たち。
この幻想的な光景に出くわした撮影者、白石さんの感動がそのまま写真から伝わってくるようです。
写真の半分を覆い隠している元気な木々の葉と、ツキヨタケにだんだんと分解されていくブナの立ち枯れの対比も面白く感じました。
こんな光景に一度は出くわしてみたいと思わされる素晴らしい作品です。
入選
『きのこの森』
撮影者:大谷繁一
関東きのこの会 講評
圧巻の繁殖力に力強さを感じる一方、この手の小さなきのこ達の命は儚く、この後あっという間にこの場からいなくなってしまったかもしれません。
この一瞬に立ち会えた撮影者、大谷さんは幸運ですね。
入選
『晩秋の輝き2』
映っているきのこ:なめこ
撮影者:佐藤郁夫
関東きのこの会 講評
晩秋の人気きのこ、天然なめこの特徴が良く表れている作品。
ヌメリを纏い木漏れ日を浴びて輝く天然なめこが美しいです。
また背景の紅葉が”森の中の季節”を想像させてくれます。
入選
『キノコとツリーの背比べ』
撮影者:トール
関東きのこの会 講評
きのこが題材ということで林内のような風景が多い中、はっきり”都会のきのこ”をイメージさせられた一枚。
普段気付かないだけで、実は近所の公園や街路樹、花壇の中にだってきのこはいるんですよね。
スカイツリーときのこを比べるような構図とタイトルも面白いです。
入選
『大家族』
撮影者:mottii
関東きのこの会 講評
まるでお洒落なランプシェードのような釣り鐘形のきのこ。
カサにヌメリがあるのか日光を浴びて美しく輝き、周囲の木々が写り込んでいますね。
きのこの素朴な可愛さに気付かせてくれる一枚です。
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