植物園のきのこに会いに行く(国立科学博物館筑波実験植物園レポート)☆きのこ観察に出かけよう☆

こんにちは。きのこのかわいさ知らしめたい!ちょこすき~☆です。

 

きのこ探しに行きたいけれど、どうしたらいいのかわからない!そんなあなたに植物園でのきのこ散歩をおすすめします。

 

2020年10月24日~11月3日に国立科学博物館筑波実験植物園で開催されていた「きのこ・カビ・酒~日本の自然と人が育んだ食文化~」展へ行ってきましたので、その様子をお伝えしたいと思います。

 

目次

筑波実験植物園とは?

茨城県つくば市にある、植物の研究機関です。

一般向けにも開放されており、企画展示やさまざまなイベントがあります。敷地面積14ヘクタールで、園内には国内外の約5000種の植物が栽培されています。温室もあり、熱帯のめずらしい植物も見られます。

 

きのこに関する展示は毎年秋にあります。今年は10月下旬でしたが昨年は9月開催でしたので、秋が来る前にホームページ等で日程をチェックしておくのがよいでしょう。

 

現在は感染症対策で研究棟など立ち入りが出来なくなってしまった施設もあるので、そのあたりご注意ください。

 

きのこ・カビ・酒展

相模原市の我が家から、圏央道を利用しビューンと車で2時間、やってきました筑波実験植物園!

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きのこ柄のタペストリー

入場するときのこ柄のタペストリーがお出迎え。さすが、世の中のふんわりしたイメージきのこと違って実在のきのこをモチーフに描かれ、特徴がよくわかる絵になっております!!

 

やだこれかわいい家に欲しい……

 

初っぱなから足止めされておりますが(笑)企画展示コーナーは園内少し歩いた先の研究展示館という建物です。

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園内図

手前の地図に、ただいま生えてるきのこ!!の図がありました。10月下旬はきのこの少なくなる時期ですが、ほうほう、結構生えているようですね。

 

とりあえず展示を見てから探しに……

 

うん?

 

んんん…!?

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温室にアミガサタケ!?

温室に、アミガサタケ!?!?

 

なぜこんなに私が衝撃を受けているかというと、アミガサタケは本来春に出るきのこで、桜の咲くころに発生するきのこだからです。野生のきのこがほとんど出ない長い冬を終え、きのこシーズンの幕開けを告げる春の風物詩なのです。きのこ好きたちは、みんなが上を見上げる中お花見そっちのけで地面を這いつくばりアミガサさんを探しております。

そんなアミガサタケが秋の今見られようとは!!!←大興奮(笑)

 

ええ、展示より先に温室に見に行きましたとも。(きのこ写真は下に載せますので最後まで読んでくださいね♪)

アミガサタケの記事はこちら↓

https://kanto-kinoko.com/entry/morel/

 

では、展示を見にいきましょう!

 

栽培きのこたち

市販の栽培品のきのこたちの展示。ぎっしり置かれていて壮観です。

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栽培品もかわいい

ヒラタケ、マッシュルーム、マイタケ、白マイタケなど。

 

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トキイロヒラタケ

めずらしいトキイロヒラタケ。あまり普通のスーパーには置いていませんが、流通しています。また、きのこ鍋のお店などでも食べられます。

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タモギタケ

黄色が美しいタモギタケ。最近スーパーでも見かけるようになってきました。香りのよいきのこです。

 

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ぎゅぎゅっとブナシメジ

大理石模様が美しいブナシメジ。この模様といい丸い傘といい、すごくかわいくないですか?

 

野生きのこ

もちろん採取された野生きのこの展示もあります。雨が少なかったせいか、ちょっと少な目でした。

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野生きのこ

きのこを覚えるのに、実物を見るってとっても大事なことなんですよね。大きさや質感など、こうしてひとつひとつ覚えていきます。

 

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ひときわ目立つ大きなニオウシメジ

大きなニオウシメジがあります!カビが生えてしまって残念ですが、これはなかなかお目にかかれないきのこなので貴重です。

 

オイル漬け標本

オイル漬け標本がたくさんあり、大変きれいな状態で保存されているのでとても気に入りました。

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オイル漬けきのこ標本

生えていた時の色そのままに保管できるのがいいですね。形も美しい!

実験室っぽくてそそるなー。

 

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オイル漬けきのこ標本

インテリアとしても良さそうです。きのこだけでなく、一緒に入れる石やグリーンなど工夫してあるのが素敵ですねー!

 

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大きな水槽

大きな水槽にレイアウトされていたアミガサタケやタマゴタケやイグチなど。

素敵すぎて家に持ち帰り飾りたい。

 

きのこ手芸作品

かわいい手芸作品も展示されています。

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きのこ手芸

それにしても特徴を細かく作成されていて素晴らしいですね!!図鑑と見比べたらそのすごさがわかると思います。

 

他にもパネル展示できのこの歴史や酒づくりの説明など、とても勉強になりました。人もたくさん来ていて賑わっていましたよ!(文字だけの展示は写真割愛します。来年行ってみてくださいね。)

 

園内で生えていたきのこたち

さて、展示も見終えて生えているきのこ探しに行きましょう!いくつ見つけられるかな?

※園内のきのこは触ってはだめですよー!採取禁止です!とっていいのは写真だけ!

 

アミガサタケ

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温室のアミガサタケ

展示を見る前にすっとんで見に行ったアミガサタケです(笑)

アジアキワタという熱帯植物の根本に出ていました。本州に出るアミガサタケとは別の種類かもしれません。

ちょっと小耳にはさんだ情報によると、沖縄には秋に発生するアミガサタケがあるとのこと。沖縄は亜熱帯ですから、植生の違う本州とは違うきのこが出ると考えられます。アミガサタケの分類もまだ確定されていませんので、なんともいえないのですけどね。
 
 

イボテングタケ

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イボテングタケ

ちょっと乾いてしわしわになっちゃってますねー。

 

ヒラタケ

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ヒラタケ

立派なヒラタケ。ヒラタケは栽培品でおなじみですが、こうして野生で出ているのは見たことがない人が多いのでは?

 

スッポンタケ(卵)

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スッポンのたまご

白い丸い卵がスッポンタケです。この卵が割れて細長いスッポンタケが出てくるのですが、この会期中には生まれなかったみたいですね。残念。

 

ナラタケ

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ナラタケフィーバー

雨が少なかったにもかかわらず、ナラタケは大フィーバーしていました!

余談ですが、ナラタケのところできのこ仲間にバッタリ会ったりして。他の菌友さんもこの日来ていたらしいのですが、きのこに夢中で全然気づきませんでしたね……。(下見て歩くきのこ散策あるある)

 

今年はきのこのシーズンが終わりかけの10月下旬ということもあり、また雨も少なく、園内のきのこは少な目でした。2~3日で萎れてしまうきのこもあるので、看板に記載されていたすべてのきのこを見ることはできませんでした。

それでも色々なきのこが見られて楽しかったです!

 

きのこグッズもあるよ

きのこを見た後はグッズを買いましょう!

きのこグッズがたくさんあって、散財してしまいそうです。図鑑や写真集などの書籍もあります。全部ほしいのをぐっとこらえて、Tシャツと靴下買いました。

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きのこみやげ

Tシャツは、毎年デザインの変わるきのこ展限定品です。今年はタマゴタケ。きのこ散策に着ていきたいところですが、残念ながらコットンで速乾素材ではないので普段着です。

 

おわりに・植物園でもきのこを愛でよう

きのこのかわいさ知らしめたい!きのこってかわいい。きのこっておもしろい。きのこってふしぎ。そんな魅力的なきのこを取り上げた企画展、楽しくないわけがありません。

 

筑波実験植物園以外でも、きのこ展など企画してくれる植物園や公園はたくさんありますので、行けば奥深いきのこの魅力にハマるはずです。みなさんも素敵なきのこ展行ってみて楽しんでみてくださいね!

 

どうでもいい報告なんですが、この日の昼食は植物園近くにある某味噌煮込みうどんが有名なお店で、秋限定のきのこ味噌煮込みうどんを食べました。1日きのこまみれで大変満足!

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7種のきのこ味噌煮込みうどん

 シイタケ・山なめこ・エノキタケ・アラゲキクラゲ・ブナシメジ・ヒラタケ・エリンギが入っていて大変おいしゅうございました!

 

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この記事を書いた人

『きのこのかわいさ知らしめたい!』
きのこってかわいい。きのこっておもしろい。きのこってふしぎ。
地元相模原や富士山エリア、旅先で見つけたきのこの写真を撮っているアマチュアきのこ写真家です。
かわいいきのこの魅力を写真で伝えていくため活動しています。
きのこのかわいさは食毒(食べられるかどうか)に関係がないので、基本的には食毒に触れないスタンスです。
好きなきのこはベニテングタケです。

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