ポカポカ陽気の春が近づいてくるとウキウキする反面、とっても辛いのが花粉症です。
花粉症はくしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどのアレルギー反応を起こす病気で、日常生活に支障をきたすほどの症状が出て困っている方も多いでしょう。
そこで今回は、花粉症対策として『乾燥キクラゲとナツメの煎じ方』を紹介します。
中国で昔から飲まれていた、滋養・強壮、血液を健康に保つとされる漢方レシピです。
花粉症に悩んでいる方は、ぜひお試しください!
乾燥キクラゲにはビタミンDが多く含まれている
乾燥きのこ類、特に乾燥キクラゲにはビタミンDが豊富に含まれています。
≪食品100gあたりのビタミンD含有量≫
食品名 | ビタミンD含有量 |
---|---|
あらげきくらげ(乾) | 130μg |
きくらげ(乾) | 85μg |
しらす干し | 61μg |
いくら | 44μg |
紅鮭 | 33μg |
しいたけ(乾) | 17μg |
しろきくらげ(乾) | 15μg |
全卵(鶏) | 1.8μg |
豚レバー | 1.3μg |
豚足 | 1.0μg |
出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)
ビタミンDは別名『サンシャインビタミン』とも呼ばれ、太陽光に当たることで増加します。
乾燥キクラゲは乾燥過程で天日干しするため、ビタミンDがたっぷり含まれているというわけです。
ビタミンDは、カルシウムの吸収を促進して骨や歯を丈夫にする他、免疫機能を正常にする働きがあるとされ、花粉症を含むアレルギー症状を和らげる効果が期待されています。
乾燥キクラゲとナツメの煎じ方
中国では、滋養・強壮・血液を健康に保つ漢方として、昔から木耳(キクラゲ)と棗(ナツメ)を煎じたものを飲んでいました。
そのレシピを紹介いたします。
《調理時間⌚》30分
《材料》
- 乾燥アラゲキクラゲ・・・20g
- ナツメ(大)・・・・・・3個
- 水・・・・・・・・・・・500cc
《作り方》
- 乾燥キクラゲ・乾燥ナツメをさっと流水で洗う。
-
鍋に水を入れ、乾燥キクラゲとナツメを煮出す。
- 水の量が半分程度まで煮詰まったら火を止める。
- ザルに布やキッチンペーパーなどを入れ煮汁を濾す。
漢方食材を煎じる際は、陶磁器やガラス製の鍋を使ってください。
金属製を使うと漢方食材と反応し、成分が変質してしまうことがあるためです。
キクラゲとナツメの煎じ汁は1日3回に分けて飲む
キクラゲとナツメを煎じた汁は1日3回に分け、空腹時に飲みます。
尚、味は結構苦めです。
もし、作ってみたものの飲むのがきついようでしたら、少しハチミツを足してみてください。
ハチミツの強い甘味が煎じ汁の苦味を緩和して、とても飲みやすくなりました。
これなら毎日続けられそうです!
花粉症にお悩みの方は、ぜひお試しください。
花粉症対策には乾燥キクラゲがおすすめ!のまとめ
- ビタミンDは免疫力を高め花粉症などの症状を緩和する効果が期待できる
- ビタミンDは天日干しした乾燥キクラゲに多く含まれている
- 花粉症対策としてキクラゲとナツメの煎じ汁がおすすめ
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