つやつやの傘に心が躍る♪愛されきのこハナイグチに会いに行く☆きのこ観察へ出かけよう☆

こんにちは。きのこのかわいさ知らしめたい!ちょこすき~☆です。

 

きのこって種類がたくさんあって覚えるのが大変。第一歩として、たくさん見ることが必要ですね。そんなあなたにきのこ観察をおすすめします。

 

今日は覚えやすく愛らしいハナイグチに会いに行きましょう。

目次

ハナイグチってどんなきのこ?

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似ているきのこがあまりないハナイグチ

ハナイグチは以下の特徴を持っています。

  • 傘は赤茶色で粘液に包まれる
  • 傘の直径4~10cm
  • 傘の裏側は若いうちは膜で覆われる
  • 成長すると傘裏の膜がやぶれツバとなる
  • 管孔は黄色のち褐色を帯びる
  • 柄は黄色からさび色
  • ツバより下の柄は粘性を帯びる
  • 肉は鮮黄色
  • 傷つけても変色しない

つやつやの傘のおかげで見つけやすいきのこです。ある程度大きさがあり、発生量も多いので、タイミングが合えば見つけるのは難しくないでしょう。

 

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管孔は鮮やかな黄色

激しいぬめりを持った赤茶色の傘や、木の皮のようなまだらな柄の色合いが特徴的で覚えやすい初心者向けのきのこだと思います。また、裏返してみると、ツバだけでなく傘のふちにもやぶれた膜のなごりがあったりするのも特徴です。

 

ハナイグチはいつ・どこで見られるの?

秋にカラマツなどの針葉樹の根元で見られます。

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カラマツ林でよく見つかる

特に長野県や北海道では秋になれば毎年食べる人も多いメジャーな食用きのこです。関東ですとむしろハナイグチを知らない人の方が多いですよね。カラマツと共生するため、ある程度標高の高い場所でしか見られないきのこですから、関東平野には生えません。ハナイグチに会いたければ、カラマツのある高原などに行きましょう。

また、栽培ができない菌根菌という種類のきのこのため、流通が難しく食卓に上りにくいのです。

 

ちなみに、北海道のカラマツは明治時代に長野県から移植され、そのときにハナイグチも木について移植されたと言われています。北海道のハナイグチは明治期以降に定着した種なんですね。意外だと思いませんか?

 

菌根菌について解説した記事はこちら↓

 

先日長野県にきのこ狩りに行った際も、かわいいハナイグチが見つかりましたよ♪動画には私ちょこすき~☆も出演しています!

 

ハナイグチは黄色型もある

ハナイグチは赤茶色の傘のほかに、全体が黄色っぽいものもあります。

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ハナイグチ黄色型

日本で見られるハナイグチはほとんどが赤茶色の傘のものですが、まれに黄色型が見つかります。ハナイグチ自体は珍しいきのこではないので、カラマツ林があればだいたいあるのですが、黄色型となると私は一か所でしか見かけたことがないのでとても珍しいと思います。

でも、日本では黄色型が珍しいのに、世界的には黄色型が主流らしいのです。不思議ですね。ハナイグチは日本の他、ヨーロッパ、ロシア、中国、北米などに分布します。オセアニアの一部にもありますが、こちらは北海道と同様にカラマツの移植に伴い移ったと考えられています。

 

ハナイグチの名前の由来と別名

ハナイグチは、花が咲き乱れるようにたくさん発生するイグチだからハナイグチと呼ばれているという説があります。イグチとは、傘の裏がスポンジ状の管孔になっているきのこのなかまを言います。

 

ハナイグチは「ジコボウ」「リコボウ」「ラクヨウ」などたくさんの地方名(別名)を持ったきのこです。地方名があるというのは、それだけ各地で愛されている証拠ですね。

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ころっとしたフォルムがかわいい

ジコボウとは時候坊のことで、秋の時候を知らせるきのこだからこう呼ばれているそうです。リコボウはジコボウの転訛のようです。

ラクヨウは針葉樹なのに落葉するカラマツに生えるからラクヨウキノコと呼ばれるようになったとか。

 

おわりに・愛されきのこハナイグチ

ハナイグチは覚えやすく、きのこ狩り初心者にとっても間違いが少ないですが、それでもはじめは詳しい人と一緒に採りましょう。間違いやすい毒きのこはないですが、きのこは図鑑の写真とは違った姿であることが多いので覚えるまでは安心できません。

ハナイグチは虫にとってもおいしいきのこのようで、大変虫が入りやすいきのこです。採る前に、虫食いがないかチェックしてからきれいなものを選んで採りましょう。間違いにくく、たくさん発生するのでついついたくさん採りたくなってしまいますが、むやみやたらに採らないように気を付けましょう。

採る量は最小限に、虫や動物たちにもきのこを残しておいてあげてくださいね。

加えて注意すべき点は、ハナイグチは放射性セシウムをため込みやすい性質があるため、採取する前にその場所の放射線量を調べる必要があることです。

きのこ狩りがさかんな地域では、毎年各自治体が放射線量を調査して公表してくれていますので、そちらを参考にするとよいかと思います。

放射性物質の影響は数十年後に現れます。今食べて何ともなくても、自身の将来だけでなく子孫への影響も考えて、野生きのこを食べるリスクに注意しましょう。

 

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うるつやかわいい

間違いやすい毒きのこがないということも、ハナイグチが愛されている要因のひとつなのでは?と考えています。

そして、ハナイグチが愛される最大の理由はそのかわいらしいフォルムにあると思っています!ですから、きのこ狩りでハナイグチを見つけた際にはかわいい姿をぜひたっぷり愛でてくださいね。

 

きのこのかわいさ知らしめたい!きのっこってかわいい。きのこっておもしろい。きのこってふしぎ。みなさんもつやつやぽってりかわいいハナイグチに会えるといいですね。

 

ハナイグチをテーマにしたすてきな歌はこちら↓

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この記事を書いた人

『きのこのかわいさ知らしめたい!』
きのこってかわいい。きのこっておもしろい。きのこってふしぎ。
地元相模原や富士山エリア、旅先で見つけたきのこの写真を撮っているアマチュアきのこ写真家です。
かわいいきのこの魅力を写真で伝えていくため活動しています。
きのこのかわいさは食毒(食べられるかどうか)に関係がないので、基本的には食毒に触れないスタンスです。
好きなきのこはベニテングタケです。

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