ぶなしめじを調理する時、
『ぶなしめじって洗った方が良いのかなぁ。よし、分かんないから一応洗っておこう!』
と、なんとなく洗っていませんか?
実は半数以上の方がぶなしめじは洗ってから調理に使っているそうです。
しかし、ぶなしめじの生産者さんに聞いたところ『ぶなしめじは洗わないでOK!』
その理由を7つにまとめました。
生産者さんのおすすめは”洗わない”
以前、きのこ生産者さんたちに『きのこは洗う?洗わない?』をテーマにアンケートを取ったことがあります。
結果は”きのこは洗わない派”が75パーセントを占めました。
きのこは洗う&洗わない?全国キノコ生産者アンケート↓
更にぶなしめじに関しては4軒のぶなしめじ生産者に確認したところ、4軒とも『洗わない』という結果だったんです。
ぶなしめじを洗わない理由
ぶなしめじのプロである生産者さん達は洗わないで使う事をおすすめしています。
その理由について、各生産者さんの意見をまとめました。
- 洗うと美味しさが半減してしまう。
- 濡れた状態でしばらく置いておくと劣化してしまう。
- 屋内のクリーンな環境で栽培しているから。
- ぶなしめじは加熱処理して食べる事が前提だから。
- 栽培に使う培地原料には、万が一口に入っても害が無い物を選んでいるから。
(※注:生産者さんごとに培地原料が違うので全てとは言い切れません) - 農薬なども全く使わないで栽培しているため。
- 付着物が気になるなら、洗わないでさっとキッチンペーパーや布巾で拭き取る位でOK。
洗わない理由の中で特に露木が大事だと思ったのは『加熱調理することが前提だから』と、『洗うと美味しさが半減してしまう』ということ。
一番美味しい状態で食べてほしいので、出来るだけ洗わないで使ってほしいとの事でした。
ぶなしめじの生産者さんは洗わないで使っていただく事を推奨していますが、どの生産者さんも
『株元のオガクズなどの付着が気になる場合は調理の直前にさっと洗うくらいはOK』
とのことでした。
ぶなしめじに気中菌糸(カビ状の綿)が発生していたら濡れタオルで拭く
季節の変わり目など、ぶなしめじに白いワタ状のフワフワしたものが付着することがあります。
よくカビと間違えられるこのワタは『気中菌糸(きちゅうきんし)』と言い、実はきのこの一部で食べられます。
ただあまり見た目が良いものではないので調理する前に落としたいですよね。
もし気中菌糸が付着していた場合は濡れタオルや湿らせたキッチンペーパーで拭くと取ることが出来ます。
気中菌糸について詳しくはこちらの記事をご覧ください↓
ということで今までぶなしめじを洗って使っていた方も、次回はさっと拭く程度で調理してみてはいかがでしょう。
今までよりぶなしめじが美味しく感じられると思いますよ!
ぶなしめじは洗う・洗わない?のまとめ
- ぶなしめじは洗わないで調理してOK
- 加熱調理が前提だし、洗うと美味しさが半減してしまうため
- オガクズや気中菌糸が付着していた場合は濡れタオルなどで拭き取る
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