先日スーパーで買ってきたマッシュルーム、いざ料理に使おうと思ってパックから取り出してみたらカサの裏が真っ黒。
『あー、このマッシュルーム腐ってる!』
こんな経験はありませんか?
実はこの”マッシュルームのヒダが黒い問題”、マッシュルーム業界(?)ではよくいただく質問です。
いやいや奥様、ちょっと待って!
それは腐っているのではなく成熟の証、ばっちり食べられるんです。
マッシュルーム生産者さんに聞いてみた
マッシュルームのヒダ(傘の裏側)が黒くなる現象について、マッシュルームに毎日触れ合っている方に聞いてみました。
つまりマッシュルーム生産者さんです。
早速ですが、マッシュルームのヒダが黒くて、食べても大丈夫?という疑問が上がっているんですが・・・
マッシュルームのヒダが黒いのは決して腐っているわけではありません。
これにはマッシュルームのようにカサとヒダを持つきのこの特性が関係しています。
ヒダを持つきのこは子孫を残すため、カサを広げてヒダから胞子を撒きます。
マッシュルームの場合、カサを開いていく成長過程でヒダが淡いピンク色から焦げ茶色に変化していくんです。
ちなみに日本では嫌がられますが、海外では黒い状態の方が美味しいと言われているくらいです。
なるほど。ヒダが淡いピンク色だと”幼菌の段階で収穫している”ということになるから、まだ味も乗っていないですもんね。
そういえば大きいマッシュルームはだいたい傘の裏は黒いですよね。
そうなんです。ヒダが黒いという事は成熟したマッシュルームという事なので、味も濃厚で美味しいんです。
なるほど!黒いからと言って捨てちゃいけないんですね。勉強になります。
悪くなったマッシュルームの見分け方
じゃ、本当に悪くなったマッシュルームはどんな状態なんですか?
ホワイトマッシュルームの場合、カサの表面が褐色に変わっていき、弾力が失われていきます。
触るとスポンジ位柔らかくなってしまった物はまず食べない方がいいです。
また悪くなってくると匂いも臭くなりますので、そこで判断できます。
よくわかりました、ありがとうございます!
マッシュルームのヒダが黒いのは成熟の証
生産者さんのお話をまとめます。
- マッシュルームのヒダが黒いのは腐っているのではなく成熟した証
- 傘の裏が黒くなるくらい成熟したマッシュルームの方が美味しい!
- 本当に悪くなったマッシュルームは傘の表面が褐色に変わり、触るとスポンジのように柔らかくなる。また匂いも臭くなるので判断可能
ということでマッシュルームのカサ裏が黒くても、腐っているわけではないので食べられます。
むしろ海外ではその方が美味しいと言われているくらい!
これからは捨てずに美味しくいただくようにしまましょう。
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