バイリングは高級貝のアワビに似た食感を持つ白いきのこ【レシピ付き】

バイリング(陸のあわび)

バイリング』という白いきのこをご存知でしょうか。

変わった名前から海外のきのこ?と思われるかもしれませんが、長野県や広島県で人工栽培されていて、市場にも流通しています。

栽培きのこの中では大型で軸が太く、食感が良さが特徴の美味しいきのこです!

ということで、今回は変り種きのこの『バイリング』を紹介いたします。

目次

バイリングとは

バイリングは、長野県や広島県で栽培されている食用きのこです。

全体が白~クリーム色をしていて、太い軸と平べったいカサを持ち、カサの裏側にはエリンギの様なヒダがあります。

バイリング(陸のあわび)

形自体もどことなくエリンギに似ているのは、どちらもヒラタケ属のきのこだからでしょう。

日本で流通している栽培きのこの中では大型で、エリンギが2~4本入るようなサイズのトレーに、バイリングはまるまる1個どーんと入っています。

バイリングは日本で栽培されていますが、元々出身は中国の新疆ウイグル自治区です。

当地の呼び名『白霊菇(パイ・リン・クー)』から、日本ではバイリングと呼ばれるようになりました。

他にも、『白霊茸(はくれいたけ)』や『雪嶺茸 (ゆきれいたけ) 』『女鹿平あわび茸』等、生産者さんによって多様な商品名が付けられて販売されています。

バイリングの食感は高級貝のアワビに似ている

バイリング(陸のあわび)

バイリングは食感の良さが特徴のきのこで、その歯応えはある高級貝に似ているといわれています。

さて、その高級貝とは何でしょう?

実は『鮑(あわび)』なんです。

加熱調理するとあわびに似たシコシコした食感が楽しめるため、バイリングは別名『あわび茸』と呼ばれる事もあります。

そんな歯応えの良いバイリングは中華料理と相性が良く、特に炒め物に使われることが多いです。

ということで今回は、バイリングを使った炒め物レシピを1つ紹介いたします!

バイリングレシピ

《料理名》
『バイリングとパプリカのソテー』(2人分)

バイリングとパプリカのソテー

《調理時間⌚》10分

《材料》

  • バイリング・・・1パック(1株)
  • 赤パプリカ・・・30g
  • 黄パプリカ・・・30g
  • サラダ油・・・・少々
  • チキンコンソメ・5g
  • 塩・・・・・・・適量
  • コショウ・・・・適用
  • 水・・・・・・・150cc
  • 片栗粉・・・・・6g

《作り方》

  1. バイリングは食べやすい大きさの乱切り、パプリカは三角切りにカットする
  2. サラダ油を熱しバイリングとパプリカを炒める
  3. さっと火が通ったら150ccの水とチキンコンソメを加え加熱し、塩・コショウで味を調える
  4. 片栗粉を同量の水で溶き、フライパンに溶き入れさっとかき混ぜる
    バイリングのソテー

バイリングはほんのり甘みがある

バイリングの白色と、パプリカの赤・黄色の3色が映える見た目も美味しい一品が出来ました。

バイリングは加熱しても型崩れしにくいので、形がしっかり残っています。

それではさっそくいただきましょう。

うん、バイリングのシコシコした食感が良く、ほんのり甘みが感じられます。

とろっとしたソースがよく絡み、おかずにぴったり。

とても美味しかったです!

今回はバイリングの炒め物レシピをご紹介いたしましたが、中国ではスープにする事も多いそう。

その他、エリンギのイメージで色々な料理に使っても美味しくいただけます。

もし、スーパーや百貨店などでバイリングを見かけたら、ぜひバイリング料理に挑戦してみて下さい。

バイリングのまとめ

  • バイリングは中国原産のヒラタケ属のきのこ
  • 美味しいきのこで、その食感は高級貝のあわびに似ている
  • バイリングのおすすめレシピは炒め物
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この記事を書いた人

露木 啓(つゆきのこ)のアバター 露木 啓(つゆきのこ) 関東きのこの会 代表

『“キノコ”といったら露木までっ!』
元きのこ問屋の営業マン。
生産者さんからきのこを仕入れ、主に関東のレストランや生協さん、自然食品さんに卸す仕事をしていました。
また『きのこのじかん』という情報発信サイトできのこ記事も書いていました。
今は職業きのこから離れ、趣味としてきのこと付き合っています。
主に土日に散策してきのこを撮ったり。
また、きのこの歌を作詞作曲し歌っています。

・ベーシックきのこマイスター
・ヨコハマきのこ大祭実行委員

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