欧米で愛されている高級きのこ『ポルチーニ』は、日本では主に乾燥状態で販売されています。
これを水戻しして料理に利用すると、とても芳醇な香りと旨味が楽しめるんです!
ということで今回は、乾燥ポルチーニ茸の美味しい戻し方をまとめました。
ポルチーニ茸とは
ポルチーニ茸は欧米で特に愛されている高級きのこです。
とても濃厚な香りがして味も良く、日本でも秋になるとファミリーレストランなどのメニューに採用されています。
『ポルチーニ茸香る〇〇ソース』みたいなメニューを見た覚えはありませんか?
日本では乾燥スライスでの流通が多いので、ポルチーニ茸そのものの形を見ることはあまりありませんが、ぷっくりどっしりしていて、とても可愛らしい見た目をしています。
ちなみに『ポルチーニ』はイタリア語で語源は『子豚たち』。
姿かたちがどことなく子豚に似ているからということらしいです。
フランスでは『セップ』、日本の和名は『ヤマドリタケ』と言います。
本州では夏~秋にかけて近縁種のヤマドリタケモドキをよく見かけます。
今のところポルチーニ茸は栽培できない為、流通しているものはすべて天然物です。
ヤマドリタケモドキについて詳しくはこちら↓
乾燥ポルチーニ茸の美味しい戻し方
乾燥ポルチーニ茸は、水戻ししてから調理に利用します。
美味しい戻し方を3ステップにまとめました。
- ボールなどの容器に乾燥ポルチーニを入れたっぷりの水を注ぐ
- 30分程したら網などでポルチーニを取り出す
- 戻し汁は上澄みをダシとして使う
注意:乾燥ポルチーニ茸の戻し汁は上澄みを使う
ポルチーニ茸の戻し汁にはとても美味しい旨味が溶け出ていて、様々な料理に利用できます。
ただし、ポルチーニ茸は天然物ですので、戻し汁には砂や小石が混ざっている事があるんです。
そのため、戻し汁は上澄み部分だけを使って、底の方は捨ててください。
ここまでやらないで良いと思いますが、今回はコーヒーフィルターで濾しました。
戻したポルチーニ茸を食べてみた!
さて、写真撮りのために水戻ししたポルチーニ茸、もったいないのでもちろんちゃんと食べます!
洋食のイメージが強いと思いますが、今回はあえて外して、ポルチーニ茸はチャーハンに、戻し汁はお吸い物にしてみました。
ポルチーニ茸のチャーハン
玉ねぎ、豚肉と合わせてチャーハンに!
塩コショウだけのシンプル味付けにしました。
ポルチーニ茸出汁のお吸い物
ポルチーニ茸のだし汁に玉ねぎスライスとえのきを入れ、ちょこっと醤油で味付けしました。
ヨーロッパの王様きのこ、ポルチーニ茸を使ったチャーハンとお吸い物の完成です!
チャーハンをほおばると、ポルチーニ茸の香ばしい味と香りが口いっぱいに広がります。
かなりきのこの味が強く出ていました。これは美味い!
お吸い物からもポルチーニ茸の香りがしっかり感じられます。
これは、愛されきのこになるのも頷けます。
みなさんもぜひ、さまざまな料理でポルチーニを試してみてください。
今回使ったのはイタリア産(イナウディ社)の乾燥ポルチーニ茸
今回撮影に使ったのは、地中海フーズが輸入しているイタリア産(イナウディ社)の乾燥ポルチーニ茸です。
パッケージのポルチーニのイラストが素敵!
イナウディ社の天然きのこは、質が良いという事で食品業界では有名です。
楽天市場やAmazonなどでも入手できますので、ポルチーニが必要な際はぜひチェックしてみて下さい。
≪イナウディ社の紹介動画≫
まとめ
乾燥ポルチーニ茸の美味しい戻し方は下記3ステップです。
- ボールなどの容器に乾燥ポルチーニを入れたっぷりの水を注ぐ
- 30分程したら網などでポルチーニを取り出す
- 戻し汁は上澄みをダシとして使う
※戻し汁には砂や小石が混ざっている事があるため、上澄みだけを使い、底の方は捨てて下さい。
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