フォトコンテスト『きのこっぽいもの選手権!』にたくさんのご応募をいただきありがとうございました。
誰が見ても確かにきのこに見えるような造形物から、正直『え、どうやったらこれがきのこに見えたんですか?!』と思ってしまうような想像力を掻き立てられる作品まであり、審査する私たち(関東きのこの会)も大変楽しく拝見させていただきました。
皆さん、きのこが大好きですね!
素晴らしい作品が多く非常に難しい審査となりましたが、3つの候補作品に絞らせていただき、その中から受賞作品を決定いたしました。
ここに大賞作品1点、準大賞作品1点、入選1点を発表させていただきます。
フォトコンテストの概要はこちらをご覧ください。
大賞
『桟橋の先に』
被写体:沖縄県小浜島の桟橋にある傘
撮影者:上野広果
関東きのこの会 講評
きれいな青い海と空の真ん中、桟橋の先に1本だけ立っているきのこ型の屋根。
色彩と構図がとても美しく感じました。
きのこの屋根は釣鐘型(つりがねがた)のカサを持ちとても可愛らしい造形をしていますが、1本だけだからでしょか、何となく儚さ・寂しさも感じられます。
実は、森の中で本物のきのこに出会った時もしばしばそんな感情にかられることがあります。
いつか小浜島に行ってこの光景を見てみたいたいと思わされる素晴らしい作品でした。
準大賞
『きのこで休むカモメ』
被写体:港の係留杭
撮影者:タカイ
関東きのこの会 講評
『まったくきのこを意識せずに、機能だけを意識して作られた物の形がたまたまきのこだった!』というのが面白いと感じました。
きのこ好きにはきっと係留杭はきのこにしか見えないですよね。
杭の錆びと真顔で乗っているカモメ(本来の主役?)が良い味を醸し出しています。
入選
『海に漂う椎茸』
被写体:クラゲ
撮影者:橙(ニックネームです)
関東きのこの会 講評
元々クラゲは誰もがきのこに似た造形というイメージがあると思いますが、この写真は本当にきのこの形をよく表しているなぁと感じました。
しっかりしたカサと軸、触手を除けばほぼきのこのまんまです。
撮影者の橙さんは椎茸に見えたそうで、私はツルタケやテングタケの仲間に見えました。
それにしてもクラゲもきのこも危険な毒を持っている種類が多いですが、本当に美しいですねぇ。
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